好きなゲームを看取りたい。

スマホゲーの話とかする。

6年ぶりにエオルゼアに降り立った実質漆黒新規の復帰したきっかけの話。

 俺たちのプロテスくんとクルセードスタンスは死んでた。


 普段のゲーム記事は死にそうなゲームの話ばかりしているので、そのゲームを知らない人にもどこがどう死にそうなのかが伝わるようにゲームの説明から入っている。今回はまだまだ死にそうにないどころかめっちゃ元気にプレイヤーの真横で反復横とびしているようなゲームなのでゲーム内容についての詳しい説明は省略とする。


 私がFF14を初めてプレイしたのは2013年の9月の終わり、8月の正式発売からのプレイヤーがエオルゼアでの生活に慣れ、ストーリーも進み、旧FF14とはだいぶ変わってるぞ!という話が非プレイヤーにも浸透した頃だったと記憶している。


 Twitterでフォロイーたちが楽しそうにプレイをしているのを見て興味を持ってプレイを始めたものの、当時は特に優遇措置もなく(みんな一律で始めたばかりなので当たり前だが)、おまけに私がプレイしていたのは当時でも型落ちになりかけのPS3版であったので映像がすごい!みたいなものもそれほど感じない。当たり前にキーボードも持っていないのでコミュニケーションの全てがもたつく。


 基本的にMMORPGではヒーラー思考なので道端で戦っているユーザーに辻ヒールして回るのは楽しかったがパーティプレイにどうしても慣れず、幻術を30にしたあと巴術をなかなかレベル15にできずにギャザクラに逃げているうちにギャザラーだけレベルを上げても敵から逃げ切れないエリアに突入してしまい、クラスからジョブになることすらなくゲームクリアを迎えてしまった。


 今思うと自分か開幕プロテスを撃ってハイ私のプロテスからパーティプレイ始まりですよ!!!!みたいなノリもだめだったのでDPSから始めればよかったかもしれない。あとは当時の自宅のネット環境がクソだったとか、その後プレイしようとしたときにセキュリティの高さが故にアプリ版セキュリティトークンが知らんうちに初期化されてログインできなくなってた(ちなみにこれは解除してもらってはまた初期化されるを3回繰り返した)など、いろいろな要因が重なり、私にとってFF14は「私には向いていないゲーム」として処理された。


 ちなみに当時はユニコーン鯖とトンベリ鯖でララフェルを育てていた。何を考えていきなり2鯖にキャラクターを作ったのか覚えていないが、多分友達がいた2つのサーバーから選びきれなかったものと思われる。


 その後6年に渡り、何かにつけ数日~数週間の無料プレイ権をもらってちょっとさわってみたりはしたが復帰するには至らなかった。


 そんな私がFF14を再開したきっかけが2つある。


 FF用語だとなんと呼ぶのか不明だが「大型アップデート」にあたる新章、漆黒のヴィランズの発売である。


 発売当初はフォロイーが盛り上がっているのをFF14ちゃんの民が楽しそうだなあと微笑ましく見ていたが、すぐに様子が変わり始める。なくフォロイー、叫ぶフォロイー、もはや言葉になってないフォロイー。阿鼻叫喚である。


 私のフォロイーは皆ネットリテラシーとネタバレ配慮力が高いためすぐには状況を理解できなかったのだが、簡単に言うなら「シナリオがめっちゃ良かった」「シナリオで重要な立場にあったキャラクターが趣味嗜好や性癖に刺さった」ということであるようだ。新生初期にプレイした人間としては、あのネットゲー特有のお使いゲーの境地みたいなFF14が!?シナリオがいいとかマジ!?がまず最初のとっかかりだった。


 FF14という一度自分の意識から締め出した存在を再び「気になる存在」として認識したところに、フォロイーたちが断片的にもらず情報から、もしかしてこれは私が好きな感じのシナリオなのでは……という更に強い興味をいだき、そのうえとあるフォロイーより私は絶対好きだと思うというお墨付きを頂いてしまった。

 きっかけそのいち、シナリオが読んでみたい。


 それでも私としては一度挫折したゲームである。どうせまたすぐやらなくなるでしょ…と二の足を踏んでいた。そんな私のもとにフォロイーがリツイートしてくる動画たちの中で気になるものを見つけた。 


 まだそこまでメインシナリオが進んでいないので正式名称がわからないのだが、「ドォーヌ・メグの一本橋」なるものを渡ろうとするプレイヤーたちの動画だ。詳しくは知らないが、ダンジョン攻略の途中で敵が床を落としてきて細くて曲がった手すりのない橋状態になった道をどうにか渡りきらねばならず、渡れなければ最初からになるというギミックらしい。


 新生、蒼天、紅蓮、とクエストとダンジョンをくぐり抜けてきた歴戦のプレイヤーが、殴り殺してくるわけでもない動かないただの橋を渡れずにボロボロと落ちていく。曲がり角をジャンプで越えようとして落ちるプレイヤー、スプリントで駆け抜けようとして落ちるプレイヤー、何らかのスキルで渡ろうとして飛距離が足りずに落ちるプレイヤー、慎重に渡ろうとしたのに何故か落ちるプレイヤー。


 それを見た私が思ったことは2つ。「こんなの私には絶対ムリじゃん!!!」「ここまでたどり着いたユーザーでも落っこちるなら私も許されるのでは……?」私には無理、と私でも行けるのではという完全に真逆の思いを抱いたわけだ。

 きっかけそのに、私でもできるのでは?


 おあつらえ向きに、私は普段使いもしねえのに去年パソコンをゲーミング向けのノートパソコンへ買い替えている。ベンチマークソフトを動かしてみたが余裕で快適にプレイできますと表示された。しかも他のゲームのプレイ目的でPC向けのゲームパッドも購入済み、PS3でやっていたときと近いプレイ感覚でプレイできてしまう。

 一番ネックだったのはまたセキュリティトークン初期化されるのでは?問題だが、キーホルダー形をかえばいちいちアプリみたいに機種変更のたびにログインしたりしなくていいじゃん、ということに気づいてしまった。公式ストアでは漆黒のヴィランズ仕様のデザインのキーホルダートークンも売っている。

 先日携帯の機種変更の際にキャッシュバックとしてもらったポイントで、ゲーム本体分くらいの金額はまかなえてしまう。しかもいまはレベル30?までがフリートライアルでプレイできるという話も聞いた。


 困った、プレイしない理由がなくなってしまった。


 とりあえずフリートライアルでも……と思ったところで、漆黒のプレイ権限があるとヴィエラで新規作成できることに気づいてしまい、ウサチャンが作りたい……と本体を落とすより早くコンプリートパックを購入してしまった。ちなみにこのとき夜の18時半である。察しのいい人はオチまで察してほしい。


 とりあえずご飯を食べ、モグステーションでプレイ権限を登録し、パソコンを更新し(3ヶ月ほどパソコンを放置していたのでこれに1時間以上かかった)、クライアント本体をダウンロードし、アップデートが……終わらねえ!!私は3Dのオンラインゲームをなめていた。平日とはいえその頃にはすでに21時過ぎ、マンションである自宅回線もゲーム側の鯖も一番込み合う時間である。

結局クライアントのアップデートに2時間近くかかった。


 そして23時過ぎ!さあ私のウサチャンがエオルゼアに降りた……優遇サーバーに作成制限がかかっててどこのサーバーにも入れない!!なんだこのゲーム!!!

 私の今回の目標は自分のペースでなんとか漆黒までたどりつくことだ。前回「サブクラスの育成が面倒」という理由で投げているので低レベル時の育成優遇があるならその恩恵に預かりたい。なのに作れるサーバーがない……ということで、やりたい!と言い出してから半日ですべての環境を整えたにも関わらず思いもよらぬところで初日は頓挫してしまった。


 プレイ日記までこの記事にまとめてしまうと長くなるので今回はプレイに向けての意気込みときっかけの話に絞る。このあと朝5時に起きて無事優遇サーバーにキャラクターは作れたので安心していただきたい。

 自分のモチベーションを保つため、無事ウサチャンが一本橋にたどり着くまでこのブログで週1くらいで定期報告をしていきたいと思っている。


 ちなみにプレイを開始したのが半月前なのだが、未だに満足の行くスクショが撮れないので基本文字だけで行く。

 次回は6年間での変化に戸惑いまくる様子を、プレイ中のツイートなどを交えて後々のためにまとめておきたい。