好きなゲームを看取りたい。

スマホゲーの話とかする。

とあるオタクと美容や化粧についての話~前置き~

こんなトンチキなタイトルのブログをやっている時点で何となくお察しいただけるような気はするが、私は基本的に仕事してる時間と移動時間、睡眠時間、ご飯食べてる時間、風呂の時間以外のほぼすべてをゲームとTwitterにつぎ込んでいるオタクである。

 そんなオタクだが歳を重ねるごとに「年相応の姿かたちをしなくては……」という思いと、「そろそろ私も美容に気を使っていいのでは!?」という思いが強くなってきた。美容アカウントやらブログやらを作る気は全く無いのでこのブログとTwitterにて覚え書きをすることにする。


 そもそも私が化粧と縁のない生活を送ってきたのは、

・化粧の習慣のない生活だった。

・詳細は省くが私がセクシャルマイノリティであること。

 上記2点が特に大きな理由となる。


 1番めについて、私の母親はよくある「肌が弱くて化粧ができない><」を地で行く人間であり、つい先日も特に理由もなくまぶたを腫れ上がらせていた。

 そんな母でも私が小さな頃には入学式など化粧をしているところをよく見ていたのだが、フルメイクをした日には夕方頃にはかゆいとかいたいとか言っていた記憶がある。その後、私絡みの催し物がなくなるとBBクリームくらいしか塗らなくなった。

 そんな家なのでやすい化粧品ならねだれば買ってもらえたもののメイクを教えてもらうわけでもなく、私の中で化粧はしてもしなくてもいいものというイメージが身についた。


 ただし、よく化粧しない派ややり方がわからない派の人が「学ぶ機会がなかった」というが、私はこれに当てはまらない。

 なぜなら私は演劇系の専門学校に入学し、入学時に舞台メイクとしても使えるアイメイクとチークとリップは原色バリバリ、ファンデは塗ると顔が真っ白or真っ茶色になる激つよメイクセットを購入させられていたからだ。数回ではあるが、メイクセットの使い方講座のような授業もあった。

 しかし、あくまで習ったのは舞台メイクの仕方であるし、なにより授業ではメイクの仕方は教わってもスキンケアは教わらないしメイクセットにスキンケアは含まれない。

 結果として当時若さと勢いだけで生きていた私はものの見事にその激つよ化粧品及びそれを落とすための強いクレンジング剤に負け、まぶたからフケのように皮膚がポロポロと落ち続ける学生生活を送ることになる。今書いていて思ったが母親が目に見えて肌をぶっ壊すときはだいたいまぶたからだったので遺伝を感じる……。まぶた以外にはかろうじて乳液とかを塗っていたたからとは思うが。


 専門学校卒業後はいろいろ割愛するが大まかに言うと書店員→ゲーム屋店員→人材→事務(←イマココ)の流れ。書店員と人材は化粧はともかく髪の染色とネイル禁止で、一番やりたいネイルができないのに他の化粧をする意味を感じられずほぼファンデのみで過ごした。

 ゲーム屋は2店舗経験し、片方は制服もなく常識の範囲内で好きにしていいよ、という店舗だったのでその頃は割とメイクも頑張っていた記憶がある。先輩もバリバリの陽キャだったので私のような地味なオタク喪女がたまに化粧を頑張ると「シャドウ変えた?似合うよ~!いいじゃーん!」みたいな褒め方をしてくれたのも大きかったかもしれない。


 2番めについては深くは語らないが、一定人数存在する「おつ、今日メイク気合入ってるじゃん! 彼氏とデート?」「最近おしゃれだね、好きな人でもできた?」等と聞いてくる人間がいると「自分の満足や楽しみのためのメイク」「身だしなみとしてのメイク」すらする気を失う人間がいることだけ知ってもらえればいい。前述の陽キャの先輩は「メイクをした私」を褒めてくれたが、この手の褒め方(そもそも誉めてすらいない)をする人たちにメイクの向こう側にいる恋愛対象を下衆の勘繰りで探られるのは不愉快でしかない。向こうは多分探るつもりではないだろうが。ちなみに同じ理由でいわゆる「モテ服」も嫌いである。


 転職を重ねて気分も変わり。また年齢を重ね、マイノリティこそ公言しないものの「結婚はしません」「今現在彼氏はいないし作る気はありません」と周囲に宣言するようになって、久しぶりに「自分のためだけに自分を飾るのは楽しい」という気持ちを思い出した。同時に自分の肌の衰えも思い出した。

 が、私には圧倒的に経験値が足りない。今は小学生からメイクをする時代である、干支2周分近くは遅れを取っている。そこで、サロンでやってもらえて比較的長持ちするネイルや、コスメカウンターでBAさんに相談しながら決める基礎化粧品等「プロに頼るところから始めよう!!」というのがこの前置きの結論だ。


 なんでこんなヤマもオチもない前置きを書いたのかといえば、今後美容にまつわる文言で検索してこのブログを目にする人が出てくるかもしれないという恐怖からである。

 このブログは三十路も超えたオタク喪女が思いついたことを吐き出すブログであり、美容的にためになるところはない。

 それでも、なんでこんな地味オタクが美容の話してんの?と言われたときに「ここ読め」というためだけにこの記事を書いた。

 今後の美容、化粧に関する記事は美容記事というよりは30代のオタクが今更スキンケアとメイクに目覚めてどこまで行けるかの実験記事くらいのつもりで読んでいただければいいと思う。ちなみに私は前回のブログに3日で飽きた人間なのでこの記事で最初で最後の可能性もある。

 そもそも新鮮な美容の話が継続できるほど金もない。私はメギド72に貢ぐので忙しい。毎回サバトのたびに○万ぶん回しているがベヒモスが来ない。


~次回予告~

オタク、サロン型化粧品店のカラー&メイクレッスンに潜入する



以上。

トリックスター召喚士になりたいが死ぬ

トリックスター召喚士になりたいが死ぬ。


 タイトルのとおりである。トリックスター召喚士になりたいは4月25日をもってサービス終了となる。

 1/1よりバグを放置したまま、トリックスター召喚士になりたいは死ぬ。

一括受け取りボタンが有るのに一括受け取りができないプレゼントボックスにひとつひとつ受け取らなくてはならない大量のプレゼントをぶち込んで、バグを修正せぬままトリックスター召喚士は死ぬ。


 バグが発生したのが1月1日、バグを公式が告知したのがおそらくステアーズが冬休みから開けた1月8日、そのまま進捗報告なども一切なく、サービス終了が告げられたのは奇しくもバレンタインだった。

 以前書いた記事でも触れたが、トリスタ召喚士は本国版がすでに開発終了、配信もストップされている。なぜかローカライズ版である日本版だけが更新もないままかろうじて生きながらえていた状態だ。


 ここで、以前の記事でも気付き次第訂正していたのだが前回記事の訂正をしたい。


 Ntreev Softについてサイトが404なんだけど死んだの?的な発言について。

 日本版のサイトが404になっているだけで、韓国公式は生きていました。勝手に殺して申し訳ございません。

 ただ更新は一切なく、現在関わっているというビットゴルフ(ブロックチェーンゴルフ)についても全く触れられていない。ビットゴルフで検索するとそちらはそちらで去年末で公式ツイッターの更新が途絶えている。

 ブロックチェーンゲームについては全く詳しくないので、本当にNtreev Softが関わっているのかどうかすら調べることができなかった。

 LINEパンヤは一部のアジア限定で配信は続いているようだが、公式フェイスブックインドネシア語?なのだがもしかしてこれ韓国でもおま国なのだろうか(書き上がってから修正:タイ語らしい。タイ,台湾,インドネシアシンガポール,マレーシア,ベトナム,フィリピン,ミャンマーブルネイカンボジア,香港/マカオで配信されているとのこと。韓国は……?)

(※配信国の引用:http://www.gameapps-news.com/entry/2018/02/10/004227


 正直なところ、看取りたい、と口にしてはいたもののトリスタ召喚士には全く愛着がないため「やっと死ねるね」という事情を知らない人からしたらとんでもなくサイコな発言しか出てこない。


 召喚士終了によってエミュ鯖に走ったユーザーも少なくなかったと聞くが、オンラインゲームのエミュ鯖はつまりは海賊版であり、著作権や諸々の権利を侵害している。

 しかも多くのエミュ鯖は何らかの形でもともとのゲームにあった「アイテム課金」を導入しており、グレーを通り越して真っ黒である。みんなもっと犯罪者に金流してる自覚を持とうぜ!!


 エミュ鯖がある限り「死ねないゾンビ」であることに変わりはないのかもしれないが、今後も先行きの怪しいNtreev Softの動向を気にかけつつ、来る4月25日、このブログのタイトル通りに好きなゲームの亡霊であったトリスタ召喚士を看取ろうと思う。




 しかしほんとにバグ一切直さず終わるのね?

SOLD OUT2の話 ~迷走7日間~



 前回はパソコンで書き今回はスマホで書いてるから前回のタイトル忘れた。


 SOLD OUT2、ログなどを見ていると定期的に新規は入ってきているようなのだが、いかんせん初心者向け情報を調べても2017年で更新がストップしていることが多い。

 ゲームは攻略見ながらやる派の私が足りない情報に振り回された7日間を追いかけつつ、反省点などを並べていきたい。

 ある程度ゲームを始めた人や調べた人向けの記事となることをご了承ください。


・1日目

 ゲームを始めたばかりのプレイヤーには、素材を集められる「近所の地図」と、好きな場所に引っ越したり名前を変えたりを無料でおこなえる「やり直し券」が配布される。

 わたしは最初、何も考えずに街を選びゲームスタートしてしまったため、ゲームについて調べたあとで早々にこのやり直し券を使って引越しをした。

 今にして思えば別に引っ越さずにそこにいてもよかったかなあ、と思わなくもないが、初心者は緑の多い場所に居を構えるといいと思うよ!もしくは水場!(道のど真ん中スタートした人間)

 引越し後、引越し先の街に落ち着き挨拶などしていると、謎の近所の地図の大暴騰が起きる。既に採取を繰り返して地図を作れるようになっていたため、1度全て売り払って改装及び引越し資金が溜まる。


・2日目

 そうだ、木こりやろう。

 近所の地図で拾えるアイテムを、近くの山の地図で集めるとひとつのものが特化して集まることに気づく。近所の地図で水を集めつつ山の地図で素材を集めると地図の自給自足にちょうど良いと、木こり作家を目指す。

 屋外作業多めになるだろうと見込んで屋外作業向きの山小屋に改装をするも、地図を作るための屋内作業の方が多くて後悔する(迷走その1)

 ついでに課金する。


・3日目

 やはり屋内作業多めの木こり業をしつつ、地図だけではなく本に手を出す。さらに屋内作業が増える。


・4日目

 同じく山の地図で狩人ができることに気づく。出来心で全枠狩人作業に突っ込み、1桁の処分に困るカイコと1枠200なことを知らなかった食用獣が数枠できる。果てしなく邪魔。後悔する(迷走その2。ちなみにこのカイコは売り損ねて8日目まで残ることになる。つい30分前のことである)

 鳥の羽も狩人だ!いっぱいペンが作れるよやったね!(よかった探し


・5日目

 初心者向け記事などを読みあさり、初心者があまりしないルートを通りたくなる。レベル地図でギャンブルをしようとするが、地図が高い。

 勇者を目指す→金がかかりすぎる無理→じゃあせめて燻製肉自分で作ろう→今2s獣あるし肉屋か→氷ないじゃん。

 獣を自分で狩るジビエ肉屋を目指すか、氷を自分で集める製氷肉屋を目指すか街板で相談する。氷の方が流通数が少ないので氷を目指して引越し。ひたすら氷を掘る。

 


・6日目

 ひたすら氷を掘る。

 売れる副産物は一切出ないので、売上は買い付け品の高値販売頼りになる。初心者は狩人肉屋の方が副産物売上がでたかもしれない。

 売上のなさに気が狂って5日目に数枚買ってたレベル1地図を開封する(迷走3)


・7日目

 前日仕込んだレベル地図の結果が出る。「魔石、たまみず、武具類3種、レベル2、レベル3地図がそれぞれ1桁」という倉庫圧迫に目を回しそうになる。

 そのままレベル2と3も入れる。さらに違う武具が出る(迷走4。全部最安値か注文に突っ込んで売り捌けました)

 氷堀終わり待ちでどんどん溜まる食用獣を見てこれ氷掘るより買う方が早くね……?と気づくもののセットしてしまった翌日夜までの作業。あとには引けなくなってとりあえず鉱夫レベル5までは頑張ることにする。


・8日目(今日)

 昨日セットした作業が終わったらレベルどこまで上がるかなーとか思いつつ既に保管庫が全部獣で埋まった。


 以上。


 初心者氷鉱夫肉屋はほんとに肉を捌き終わるまでは一切副産物が出ないので、その肉をさらに加工して売るなり捌き終わったら直ぐに肉皮骨を売り場に出すなりしないとモチベーションが上がりにくい。ただ氷がなかなか出回らない街だとちょっと高めで氷出してみると時間短縮目的で売れたりとかする。

 鉱夫のレベル上げを兼ねて、ならいいと思うけど雪氷地形だと他に初心者向け作業あんまりないんだよな……。

 初心者は先人の教えに従って森で生きた方がいいことがよくわかった。


 このあとはとりあえず鉱夫レベル5→アトリエに改装→肉屋がレベル7に上がるまで獣を捌く(骨と皮は売る)→7になったら貯めておいた肉で燻製肉→貯めてある紙とペンで地図を書く→装備を買う→山小屋へ改装しつつ引越し→勇者に挑戦かな。


 全然初心者向け攻略の体をなさなかったが、迷走の記録として残しておく。

今から初めるSOLD OUT2 前編 ~懐かしの配布型CGIゲーム世代に贈る~


 今週頭、イベント疲れと嬉しいことと、ちょっと凹むことが全て同時にやってきて脳が混乱を起こした私は急に新しいスマホゲーを開始した。

 だいぶ長いこと私のアプリストアのあなたにおすすめ欄に居座っていたものの手を出していなかったSOLD OUT2である。


 2と聞いて「続編かあ、1やったことないぞ」と思う人と、「なんか聞いたことあるぞ」と思う人、「そんなブラウザゲーあったなあ」と思う人がいるだろうが、後ろ2者は私と同年代か少し年上だろう。つまりは、まだ多人数同時参加型オンラインゲーム、いわゆるMMORPGが一般的になる前に、CGIゲーム、特にソースを開発者が無料で公開し、各自が契約しているサーバーに好きに設置して構わないという配布型CGIゲームがはちゃめちゃに流行った時期があったのを知っている世代だ。


 今の10代はみんな同時接続でキャラを自由に動かせるゲームを当たり前だと思っているかもしれないが、昔はネット上でマジカルバナナとかやってたんだぞ!マジカルバナナ知らんか!


 CGIゲームと言うと常時接続数を減らす目的で

・決まった周期で更新がかかり、更新までは行動の結果が反映されない

・自分がとった行動により、決まった時間の行動制限を受ける

 上記のどちらか、または両方のシステムを採用しており、とにかく時間のかかるゲームが多かった。

 逆を返せば更新周期の合うサーバーを見つけたり行動制限の時間を自分でコントロールすることで、自分の生活パターンに合うゲーム進行が可能になる。


 例えば学生なら朝起きたら行動をセットし、昼休みに朝の行動の成果を確認しつつ下校の時間に合わせてセット、さらに下校時には寝る直前までの行動をセットし、寝る前に朝まで少々長めの行動をセット、といったルーチン化が可能だ。


 当時のweb上で動くゲームとしては通信量が多すぎてうっかりその辺考えずに無料サーバーに設置して激おこされる話など、思い出話は尽きないが今回は割愛する。


 今や古代のゲームと化した配布型CGIの中で、代表格を上げろと言われたら多くの人が名前を上げるだろう(統計はとってない)ゲームが箱庭諸島、FFA、罪と罰二律背反(個人的にはこれはBlindJusticeとセットのイメージが強い)、そして「SOLD OUT」だ。


 実は私は上に上げたゲームの中で、SOLD OUTのみ記憶になかった。当時学生だった私が箱庭諸島のシステムが理解できずにキレ散らかしたり、FFAや罪と罰で更に年下の今で言うイキリキッズたちのマナーの悪さにキレ散らかしたりしたおぼえはあるのだが。

 だが、SOLD OUT2をプレイし始めて感じたのは、言い得ぬ懐かしさだった。


 SOLD OUT2は、前作とは違い配布型ではなく、本家様に一本化されている。ブラウザゲーならではの特徴としてスマホからもパソコンからもプレイでき、チャットをやセールの売れ行きを見る限りまあまあの同時接続数があるように見える。


 一言でゲームを説明するなら、MMORPGの採取職や生産職、販売業をメインに持ってきたゲーム、である。


 近所でひたすら草をむしって薬草を売るもよし、その薬草と水を合わせてハーブティーにして売るもよし、ハーブティーをプレイヤーから安値で買い取ってNPCに高値で転売するもよし。

 販売以外の行動すべてに行動制限がセットになっている(売買は基本的に買う側に制限がかかる)が、先程言ったようにうまく自分の生活パターンに合わせれば1日3~4回程度のアクセスでゆっくりと「お店やさんごっこ」ができる。


 私と同世代か年上で、同じ時代にネットでゲームをしていた層なら「あったあった! こういうの!」とすんなり自分なりのペースをつかめるだろう。

 とにかく四の五の言わずダウンロード(またはブラウザ版を検索)してみてほしい。懐かしい雰囲気に再会できるし、人によっては黒歴史を思い出して胃が痛くなるぞ!!


 CGIへの昔話が長くなって飽きたので、ゲームシステムそのものというか私はここに引っかかった、といった初心者話はまた明日にでも。


私のスマホに生きながらにして死んでいるゲームが増えた話。もしくは復活を見せた第二の例になってほしかったゲームの話。

 先月、このブログでとりあげたゲームが1/28を持って最終アップデートを迎えた。

 世紀末デイズである。


 確かに、11月~年末にかけてのテコ入れやコラボイベントによる人口や売上の増加は一切感じられなかったため(セルランもひどい有様であった)今年度中にはサービス終了なり運営の縮小なりあるとは思っていたが、その前にとりあげたトリックスターより先に死ぬとは思わなかった。次の更新はトリスタが死ぬ時だと思っていたのに……。


 ちなみにトリックスター召喚士になりたいは、現在

・曜日ダンジョンが表示されずチャレンジ不可

・ショップにNPCがおらずアイテムの交換不可

・ギルドショップが準備中と表示され利用不可(私がギルドに所属していないため詳細不明)

・ミッションが正しく動作しない(これも周囲のプレイ人口が少なすぎて詳細不明)

というかなり重大な不具合を、1/1以降かれこれ28日間も修正できずにいる。ちなみにその重大な不具合について公式から告知があったのはきっかり正月休みの開けた1/7のことであった。ホワイト企業か。


 現行シナリオ走破済みのプレイヤーによると「もうアリーナしかすることない」とのことだが、そのアリーナも週の参加者は3桁である。つくづくどうしてまだ生きてるのかわからない。

 これはまたなにか進展があったら詳しく触れたいと思う(進展がないまま半年ほどゾンビを続ける可能性が否定できないが)。


 どうして世紀末デイズの話を始める前にトリスタの話をしたかと言うと、今後の世紀末デイズはまさに不具合が起きる前のトリックスターにかなり近いものだったからだ。


 今後の世紀末デイズは

・ガチャは恒常ガチャと支援ポイント(早い話フレポ)ガチャのみ

・新イベントは行われず、定期的にスケジュールされたイベントを繰り返す

・曜日ダンジョンもプレイすることはできる

・課金石は購入パターンが少なくなっているものの購入でき、ログインボーナスももらえる

・サーバーは生きているため、フレンド機能も生きている(プレイ人口はともかくとして)

という状態になる。

 もともとイベントは復刻ばかりしていたため、更新終了による一番大きな変化は限定キャラのうち、恒常ガチャに含まれず繰り返されるイベント以外のイベントの限定キャラとコラボキャラは永劫入手不可能となったことだろうか。

 新規開発は行われず、また現存する不具合の修正もしないとのことなので開発、運営ともに他のゲームと兼任の窓口だけ残して解散する、もしくは年末頃にすでに解散していたと思われる。

 バンドやろうぜ!が死んだときにも思ったのだが、本国版がすでに終了し、運営会社だけで生き延びているトリックスターの現状に近い。

 私のスマホに居座る生きながらにして死んでいるゲームがまた増えてしまった……。とはいえバンやろよろしく夏頃までには完全に死んでいそうなものではあるが。


 一応、まだ特別なログインボーナスなどを2月以降行う予定はあるとのことだが、生きながらにして死んでいるトリックスターだってクリスマスには石を配っていた。


 バンやろにしても世紀末デイズにしても、Twitterで面白かったのになんで?スタッフも頑張ってたのに……というツイートが散見された。

 世紀末デイズに関して言うなら、良いゲームではなかったが面白い……面白がる事はできるゲームだと私も感じていた。

 何故良いゲームだと言えないのかといえば、それがどれだけいいゲームであれ採算が取れず半年やそこらでユーザーを置き去りにする時点で、運営開発がそのゲームに何某かの見込み違いをしていたということだからだ。

 特にこの世紀末デイズは、私にとっては楽しめるゲームだったが、そんな私でも課金する必要は全く感じられなかった。普段は気に入ったゲームには開始初日にお布施だと言って金を突っ込む人間なのだが。昨日も前時代か?みたいなブラウザゲーに初日で課金した。

 運営はどんなビジネスモデルをこのゲームに夢見ていたのだろうか。


 メギドが嫌いな人には嫌がられるだろうが、世紀末デイズは同じDeNA配信のメギド72と比べるといろいろと面白い。

 システム面でも両方をプレイしていると「ああこの部分を作ったのはDeNA側だったのか」という共通のシステムや類似要素が多く、メギドのスマホ買い換えによる引き継ぎの不具合がメギドの1周年記念を直前にして勢いよく燃えた時にはほんのりと世紀末デイズに延焼した。その頃には燃え上がるほどデイズをガチでやってる人がほぼいなかったが。


 私は最初期のメギド72を知らないが、メギドの問題点は「バグや不具合など運営のミスの連続」と「わかりにくさ」と「知名度の無さ」の三点に集約されていたように思える。不具合は微細含めれば未だに収まっていはいないが、詫び石バラマキのようなことは最近は殆ど無い。わかりにくさはアップデートである程度改善され、知名度に関しては年末にバカスカテレビCMを打っていた。

 お金の支払いどころとしても少なくとも大型オップデートのあとは「ガチャでメギドを増やす」「スタミナのために石を割る」という点で運営とユーザーの目的は一致していたと思われる。夏頃からは特に性能に影響を及ぼさない、見た目だけかつ金を出せば石のおまけとして買えるグラブル形式のスキンも出た。

 メギドのダブリが多くてガチャを回す気にならない、という意見にも「被った場合(メギドが増えなかった場合)の利点を増やす」と明言し、時間はかかったがかぶることによって奥義上限が上がったメギドを所持しているほどポイントを得られる特殊ショップを実装し、もちろん不満を持つユーザーはいたしみんなが納得する解決ではないものの対応したことは評価されていた。

 ちなみにかぶり対策そのものがなされたわけではないので未だにメギドはかぶる。奥義レベルを上げたい推しに限ってかぶらない。なんでよ。


 世紀末デイズの問題点は「知名度のなさ」「不具合など(サイレント修正してもめた)」「多くのユーザーにとって課金欲を煽られない」「宣伝で集められた不思議のダンジョンファンにとって楽しいゲームではなかった」あたりだろうか。

 メギドと似ているようでいて、「課金欲を煽られない」が致命的な違いだった。いくら末期だったとはいえ、クリスマスイベントの際にイベント特攻のついたスキンを販売したのだがiosセルラン総合部門400位以内に刺さってこないあたり相当のものである。

 今となっては残存の課金石を吐き出させたかったのか、値段を下げてジャブジャブ課金させたかったのか分からないが、10連ガチャの単価を下げる、同じキャラを重ねた時の恩恵を増やすなど「ガチャを引いて欲しい!」という意志は感じられたのだが、結局多くのユーザーが石を買ってまで回すほどの魅力を付加できなかった。

 これは余談だが「スパイクチュンソフトのチュン側しかコラボしないからだ!スパイク側とコラボしろ!」という感想をTwitterで見たが、そもそも不思議のダンジョン系を期待して宣伝に釣られたユーザーが求めてるのはチュンソフト側だろう。むしろもっと最近のチュンソフトの要素を出してシレン4方面に近いチューンナップをしてくれていたら良かったのだが、そもそもからして評判ボロクソのシレン3を感じさせる出来だったのは、何度も言うが本当にどういう金稼ぎのモデルとしてリリースされたゲームだったんだろうか。



 書きたいことを全部書いたらオチがなくなった。

 不思議のダンジョンとして、ガチャゲーとしては何も楽しくないのだが無料配信の育成ゲーとしては更新が終わりイベントが定期的に巡回するようになったことで育成計画がたてやすくなり、むしろやりやすくなったのではないか?と思っている。

 おそらく夏くらいには完全に死んでると思うので、この機会に手を出してみて欲しい。サポートシステムが推奨レベル前後のサポートキャラしか出てこないという謎の仕様のため、高レベルのユーザーさんに頼っての育成が出来ないためコツコツ育てる必要があるが。


 ひとつ褒めたらひとつ貶しているが、私は今後無料の放置育成ゲーとして楽しんでいくつもりである。最初からローグライク風味のバフや便利機能を追加で買う形の売り切りゲーの方が売れたのでは……?

世紀末デイズはまだ生きてる(ギリギリ)

今回は世紀末デイズの話をしたい。


前回の、開発が大元である韓国版を既にクローズし運営がサーバーだけを生かしているゾンビ、トリックスター召喚士になりたいに比べればこのゲームはかなり「生きている」し、ガチャに必要な石の軽減という大幅な課金へのテコ入れを控えている。

本ゲームの配信元は最近サ終の危機から奇跡の復活を遂げて何かと話題のメギド72と同じDeNAであることから、このテコ入れがサ終の前触れなのかそれとも復活に向けた布石なのかは意見の別れるところではあるが、少なくともまだ一儲けしようという気概はあるという事だ。

(ただし、そのテコ入れ後一発目のガチャとイベントの更新が復刻なのでやっぱり死ぬのかもしれない……一応その翌週に新要素のあるアップデートが控えているのだが)


ちなみに今現在のセルランはiPhoneの1ヶ月以内最高がストラテジー部門で150前後、Androidもロールプレイングで月最高200位以内とトリスタに比べたら全然死んでない……ように見えるのだが、ゲーム総合ランキングには一切入ってこない上に、プレイヤー自体はそこそこ居るようなのだ。

つまりトリスタのように更新も途絶え人口も少ないゲームと違って多くの開発費と維持費が掛かっている。かなり危ないラインにいることは間違いないだろう。


先に売上の話をしてしまったがゲームの話に戻りたい。

世紀末デイズはDeNAコンシューマゲームでおなじみスパイク・チュンソフト共同開発によるダンジョン探索RPGだ。

ある程度ゲームに詳しい人なら「不思議のダンジョンシリーズにガチャソシャゲ要素を加えたやつ」と言えばそれだけで大体想像がつくだろう。

そして、その二つの食い合わせが悪いことも同時に想像がつくだろうが。


はじめに言っておくと、世紀末デイズは決して面白くないわけではない。

オートモードは程よくサクサク進むし、キャラクターに役割分担させてのダンジョン探索の楽しさや、装備を強化して先ほどぼろ負けした敵に再び挑むトライアンドエラーを繰り返した先の達成感もある。ソシャゲによくあるフレンドシステムも、ダンジョン内で倒れた時に助けを呼べる救援システムのある不思議のダンジョンシリーズとは相性がいい。


それらとガチャゲーの側面が、新規ユーザーがゲームに慣れるまでの導線と恐ろしく噛み合っていないだけだ。


まずキャラクターの属性とクラスの話をしよう。

キャラクター、及びダンジョンには市街、荒野、高所、屋内、森林、異界、地下という7つの属性がある。何言ってんだお前。

スマホゲーに限らず属性という概念のあるゲームにおいて、三つ巴以外の属性の相関は覚えられないという話をよく耳にするが、相関以前の問題として属性の名前を覚えさせる気が無さすぎる。

相関図があるわけではなく、同じ属性のキャラで大ダメージを与えられるシステムのため本気で覚えさせる気もないのかもしれない。


さらにキャラクターにはそれぞれの役割に応じて探索班、戦闘班、護衛班、魔能班、狙撃班、医療班、屍人という7つのクラスに振り分けられる。

スパチュンはDeNAとガチャゲー作るんじゃなくてセガとコラボして好きなクラスにキャラメイクできるセブンスドラゴン新作とか作ればよかったんじゃないかな……あれはイメエポだけど……。


やっているうちに属性一致させるより護衛、魔能、戦闘、医療などその時に必要なクラスを絞って各クラス1人~2人だけを育てる方がよっぽど強いことに気づくのだが、チュートリアルで教えてもらえる「おすすめ編成機能」を使うと、容赦なく推奨レベル13のダンジョンに属性一致のレベル5のキャラクターをねじ込んできたりするため新規ユーザーは属性を揃えなくてはならないのかと思わされてしまう。


ここで大体の不思議のダンジョンゲーとは違い「レベルアップする」という点が足を引っ張る。メインパーティの育成が進めば、新規加入キャラクターもコゼニ(ゲーム内通貨)と強化アイテムを使ってレベル2~30まですぐだが、おすすめ機能に翻弄されているようなユーザーレベルの頃では強化アイテムもコゼニも少なく、育成ダンジョンに行くには敷居が高く感じる。まだ育成手段が少ないため、「使えるキャラが少ない上に育てることも出来ない」と感じてしまうのだ。

当然ながらレベル上げ前提で作られているため、不思議のダンジョン経験者でもあまりにも低いレベルではダンジョン制覇は不可能に近い。


新規ユーザーのためにはこのおすすめ機能削除した方がいいと思うよ。


とはいえ、スマホゲーとしてソーシャル要素と組み合わせるならある程度の難易度まではレベルを上げて力技で進むことが出来なければユーザーを振り落としてしまうし、最近は不思議のダンジョンでもレベル継続制を導入しているものも多い(ポケモンとか)ので、レベル継続制をやめたらもっと新規ユーザーは逃げるだろうが。


属性一致にこだわらずに1点強化で育成することを覚えたあとは、鍵ダンジョンの経験値ダンジョンでレベルを上げ、レベル上げ中に出た装備を少し育てて、シナリオ探索パーティには自軍かフレンドに回復役の医療班を入れておけばある程度のところまではオート進行でもサクサク進めるだろう。

そこにたどり着くまでに投げないかがこのゲーム1番に人を選ぶところではないだろうか。

イベントもどの程度頑張ればいいかもゲーム内の説明からは全く推測できないし、不思議のダンジョンらしさと言えばらしさだが新人へはもう少し優しくした方がいいと思う。


個人的には1点強化で育てる方が強いという時点で「そりゃガチャ回んないわ……」という気持ちと「面白いのになあ……」という気持ちが入り交じるゲームなのだが、ガチャテコ入れと「もっと不思議なダンジョン」に当たると思われるデスプロムナード実装でどうなるか今後も見守っていきたい。

私は不思議のダンジョン系では装備持ち込みありのダンジョンはまあなんとかなるが、もっと不思議で悶え苦しむ程度の不思議のダンジョンユーザーだが、現状は不思議のダンジョンというより仕事の合間やふとした空き時間にオートで走らせておいて時間が経ったら結果を確認する放置ゲーのつもりで楽しんでいる。

課金欲に繋がらないため公式的には有難くないユーザーかもしれないが、その位のつもりでプレイする分には十分楽しい。スマホゲーにありがちな虚無の時間もあんまりない!


装備に関しては不思議のダンジョン系なんだしいっそドロップオンリーにしていいと思うんだ……。強化施設としてクラフトと強化両方ある上に結局良装備狙うにはダンジョン周回が必要なの、目的がブレない?

どうしてこんなに初心者目線でのシステム面をグチグチいうのかと言うと、死にかけてるゲームはだいたい攻略サイトの更新が滞っていて、この辺の初心者殺しを初心者が乗り越えられないまま離れていくパターンが多いのだ。

ゲームは死んでないのに攻略サイトが軒並み機能してないツムツムランドなんてゲームもあるが。

ゲームを死なせるつもりがないのであれば、せめて序盤だけでも公式を見れば攻略可能なようにしておいて欲しい。


冒頭で触れたメギド72もチュートリアル改修を含む大型アップデートと、記念日を作りそこへ向けて盛り上げていくことで息を吹き返したゲームだ。

世紀末デイズもゲーム内容そのものは悪くないものを秘めていると思うので頑張って欲しいものである。



余談なのだが、最近のDeNAはこのゲームといいメギドといい、プロデューサーレターなどで今後このゲームがどこに向かいたいかを明確にしてくれていて、プレイしている側にとってはプレイを続けるにせよ見限るにせよとてもいい判断基準になっている。

天華百剣もプロデューサー的なものが好感度高いと話題になっていたし、ぜひこの方向性で進んで欲しい。


トリックスターを看取りたい。

トリックスター 召喚士になりたい


このゲームの話をするために、ブログタイトルをこれにしたようなものだ。


本作は2004年~2014年までの10年間、パソコン用のオンラインゲームとして運営されていたトリックスターというゲームと世界観を共有するスマートフォン用ゲームだ。

(追記:正式サービス開始は2005年でした。

2004年はクローズドベータテストやってた時期ですね。申し訳ありません。)


以下、トリックスター召喚士になりたいをトリスタ召喚士、MMORPG時代のトリックスターをトリスタと表記する。


トリスタは可愛い絵柄と、キャラクターの見た目と性別で性能が変わるというほかのゲームにありそうでないシステムから「このゲームからネカマに目覚めた」という人も多い人気ゲームだった。

私がプレイしはじめたのは2007年頃、ちょうど名称がトリックスター+からトリックスター0に変わる頃だっただろうか。プレイしている途中でゴーストブルーエリアがリニューアル実装されたのを覚えている。


ゲーム内容は当時のオンラインゲームとしては特別珍しいものではなかったが、とにかく可愛らしい絵柄でリアル系の絵柄が苦手なユーザーと難しいゲームができないユーザー、パソコンのスペックが低くてアクション要素のあるゲームがプレイできないユーザーの心をがっちり掴んでいた。

パーティゲーの要素が少なく、レベル上げ狩りは経験値倍率のためにパーティは組むものの行動はほぼソロという手軽さも、学業とバイトに勤しんでいた当時の私には都合がよかった。

正直やることのお粗末な運営や、アップデートの度に不具合を出すクライアントソフトにぶちギレたことも1度や2度ではなかったが、今思い出せば「トリスタは楽しかった」という良い思い出の方が印象に残っている。


私はアップデートを重ねるにつれクライアントがエラーを吐くようになりログインできないことが増えてそのままフェードアウトしてしまったが、当時からのユーザーには2014年のサービス終了まで運営移管を乗り越えてゲームを続け、最期を看取った人も少なくなかったようだ。


そんなトリックスターが、スマホゲーとして生まれ変わると話題になったのが2016年の春のこと。

新キャラクターの存在や、MMORPGではなくすごろくとターン制RPGを合わせたようなポチポチゲー化、当時を思い出すような落ち着きのない公式に嫌な予感がしつつも、懐かしいBGMが配信されたりとトリスタユーザーは大いに盛り上がった。

初めに言っておくが、この手のゲームにありがちなことだが配信前~配信1週間程度が1番盛りあがっていた。


そして2016年5月24日、トリックスター 召喚士になりたいのサービスが開始した。

配信当初は実装されていない項目やキャラクターも多く、正直、万人にウケるようなゲームではなかったが、トリスタ当時を思い出させるような画面構成やBGMでチャットチャンネル1は大盛況となる(ただしその大盛況だったチャットもチャットチャンネルがログインの度に切り替わる、チャットチャンネルが多すぎて目的分けされてない、チャンネル1で古参がうるさいなど問題を残すサービスインではあったが。)

こうしてトリックスターはトリスタ召喚士として復活を遂げた……と思われた。


このゲームのためにこのブログを立ち上げたと言ってもいい、と言った時点でバレバレだが、トリスタ召喚士は2年経過した今現在完全に生きながらに死んでいるゲームと化している。

オートでサクサク!を売りにしながら微妙に育成しにくいシステムや、同じキャラにも体力型、防御型などステータス違いが複数存在するあからさまなかさまし、そもそもすごろくげーとしてもRPGとしても微妙に面白くない(個人の感想によるものです)、MMORPG時代を思い起こさせるようなガチャと強化システムによる目に見えた集金と、トリスタ召喚士は思い出だけで生きていくにはしんどいゲームだったのだ。


また、トリスタ当時はゲーム界隈でトリックスターと言えばトリスタのことを指すと言ってもいいぐらいの知名度はあったのだが、トリスタ召喚士はほかの「トリックスター」に知名度で負け、Twitter等で話題にしているユーザーを検索しにくかったのも大きかった。私の観測圏内だとあんさんぶるスターズで何か動きがある度にゲーム内ユニットである「Trickster」の話題に食われてトリスタ召喚士はほとんど検索に引っかからなくなった。

時代の流れは残酷である。


トリスタ召喚士の開発は韓国オンラインゲーム運営会社のNCsoftの子会社であるNtreev Softが行っていたのだが、実はこのトリスタ召喚士、韓国では既にサービスが終了している。

Ntreev Soft自体は検索しても情報がほとんど出てこないが、公式サイトが404になっているので親会社に吸収されるか潰れるかしたようである。(追記:韓国公式サイトはまる1年放置されているものの現存していた。失礼しました。)

日本での運営はデスティニーチャイルドで有名となったSTAIRS。何を思ってトリスタ召喚士を生かしているのかは分からないが、アプリの更新は1年前からなく、公式Twitterも今年の7月で完全に止まった。

つまり現在のトリスタ召喚士は今後の更新の見込みのない「サーバーが生きてるだけの死んだゲーム」なのだ。


私はつい最近までこの辺の事情を全く知らなかった。

何故ならサービスインから3ヶ月程度でトリスタ召喚士に見切りをつけてしまっていたからだ。トリスタ時代の人気キャラやPCキャラが金儲けのためだけに使われているのを見ているのが忍びなかった上に、それを買い支えるだけの魅力も感じなかったからなのだが、ふと考えることがある。

もしトリスタ召喚士がもっと集客、集金できるゲームであれば、私たちがもっとお金を使えるゲームであれば、一時的でも旧トリスタの復活なども有り得たのかな、と。


そしてゲームの話をするブログを立ちあげようと思った時に、まずこの話をしようと思った。

今のトリスタ召喚士は、既に死んだトリスタのゾンビだ。

私はかつていくら待っても起動しない蔵に阻まれてトリスタを捨て、2014年のサービス終了を看取れなかった。

だからこそ、墓から掘り返されて再び死んだにもかかわらず眠らせても貰えないトリスタ召喚士の最後を看取りたい。


……ここまで書いておいてなんなのだが、Android限定で今だにロールプレイングジャンルの売上500位以内に入る瞬間があるらしい。完全に死んだと思っていたのでここまで書くまで調べなかった。

廃課金が延命措置をしているようなので、死んだゲーム扱いするのは失礼だったようだ。

とはいえゲーム総合や総合売上にはかすりもしてない上に開発が死んでるので、やっぱり死んでると思う。


ここからはいま、これから2度目の埋葬に向かうだろうトリックスターを看取るために2年を経て再ダウンロードしたトリスタ召喚士の話をする(もう二度とやらない気がしていたのでアンインストールしていた)。

記憶にあったよりサクサク動いて驚いているんだけど、これ人がいなくてサーバーが軽いんだ……私サービス開始直後の盛り上がっていた時期しか知らないから……。

チュートリアルが相変わらず面白くなかったので、やっぱりこのゲーム死んでるなと思った。


看取る気はあるがチュートリアルが面白くなかったので、ブログでちょいちょい話題にあげつつ継続していきたいと思う。

……2年くらいこのままゾンビしたらどうしよ。